【ひかりペディア】光の基本、波の性質と電磁波
光は波
光には波のような性質があります。
光は波打ちながらまっすぐ進む
この波の間隔を”波長”と言います。
波長のイメージ
色の違いは波の違い
光の色の違いというのは、波長(波の間隔)の違いによって起こります。
波長の違いが色の違いとして目に見える
眼に見える光の事を”可視光”と言います。
可視光の中でも、その波長(波の間隔)が短ければ紫色に見え、長ければ赤色に見える、という仕組みです。
なお、この光の波長(波の間隔)は非常に小さく、紫色の左端で約380nm、赤色の右端で780nmという長さです。
nmはナノメートルと読み、1mmの百万分の一の長さの事です。
この可視光の波長の範囲を外れると、人間の目には光として見えなくなります。
ちなみに、
紫色の外側の範囲にはみ出た波長の光の事を”紫外線”、
赤色の外側の範囲にはみ出た波長の光の事を”赤外線”
と呼びます。
光は電磁波の一種
光は電磁波の一種です。
電磁波と言うのは、携帯電話の電波やレントゲン写真などに使われている類のものです。
実は光はそのような電磁波のとほぼ同じ存在なのです。
では、何が違うかというと、これも光の色の違いと一緒で”波長”の長さが違うだけです。
光と電磁波はつながっている
このようになっています。
別の言い方をすると、”人間の目に見える特定の長さの波長の電磁波”の事を、人間の都合で”光”と呼んでいるだけ、とも言えます。
(地球上の生き物の中には、紫外線や赤外線が文字通り”見える”ようなものもいます。)
なお、「光は電磁波の仲間、波長が違うだけ」と大雑把に説明しましたが、
この”波長が違う”というのは、実際は結構やっかいなものです。
皆さんが良くご存じの通り、特に波長の短い電磁波であるX線などが生物に”超”有害なことからも、これがお分かりいただけると思います。